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ニュース・フラッシュ

2010年1月5日 調査部 渡邉美和

中国:中国商務部、突発事態対応のための戦略資源輸入と備蓄増加を表明

 2009年12月23日の現地報道によると、中国商務部は、2010年に戦略資源の輸入と備蓄を適時増加させると表明した。また、対外貿易の重点施策を明示した中で、輸入に際しての不合理な制限を整理するとしている。
 『戦略資源』とは、国家戦略上の安全にとって重要な作用をもたらす資源を指し、石油や天然ガスも含み、輸入依存度が50%以上の重要な鉱種としている。また、備蓄制度には『市場への供給管理や突発事態への対応、資源供給の安定保証』に関する戦略資源備蓄法律制度が十分に確立されていないと言及している。
 消息筋によれば、戦略資源の輸入と備蓄の増強は、備蓄制度確立のための第一歩とされている。具体的対象は明らかにされていないが、先ずはコークスについて戦略備蓄が実施されるのではないかとの情報もある。
 このほか、商務部は、先進技術設備やその重要部品、そして中国国内の不足物資についての輸入促進を明らかにしている。同時に、優先される輸出産品について、労働集約型産品の輸出の安定や、機械・電気製品と先進技術産品の輸出拡大、さらにサービスや技術の輸出拡大などを掲げている。

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