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ニュース・フラッシュ

2010年1月6日 リマ 山内英生

ペルー:Antamina鉱山、増産計画に1,285百万US$の投資を決定

 Antamina鉱山のKilgor社長はGarcia大統領と会談を行い、同鉱山における銅・亜鉛増産計画に1,285百万US$の投資計画を表明した。
 本投資は、同鉱山の利益を再投資するものであり、利益再投資については既にエネルギー鉱山省及び経済財務省から承認を受けている。
 Kilgor社長によれば、この計画によってAncash県において新たに500名の正規雇用、建設段階では2,700名余の雇用を創出できるほか、1日当たりの処理能力は38 %増加して13万tに、埋蔵量は77 %増加して1,100百万tとなる。また、2012年以降のAntamina鉱山の銅及び亜鉛生産量は40 %増加し、マインライフは2029年まで延長される見通しである。
 なお、2012年にはToromocho銅山(年産計画銅量250千t、Chinalcoが開発中)も操業を開始する計画であることから、ペルーの銅生産量は飛躍的な増加が見込まれる。
 一方、Antaminaの利益の再投資に伴う所得税の減少は、Antamina鉱山所在地のAncash県にとってカノン税収(所得税の50 %)の低下を意味する。この点に関しては、Antamina鉱山がAncash県に対し、カノン税利用事業に必要な資金の不足分を支払うことで両者は合意している。ただし、Antamina鉱山が支払うのは、Ancash県が徴収済みカノン税を全額使用後の不足分であることが条件となっている。
 更に、Kilgor社長は、拡張計画が完了すれば増産によって利益も拡大し、カノン税還元額も増加することを指摘し県側の理解を求めている。

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