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ニュース・フラッシュ

2010年1月26日 サンティアゴ 大野克久

チリ:ピニェラ次期大統領のCODELCOへの民間資本導入発言に対し、政府は反対を表明

 1月17日、フレイ元大統領との決戦投票で51.6%の票を獲得し次期大統領に当選したセバスティアン・ピニェラ氏が、翌18日にCODELCOへの民間資本導入について次の内容の発言を行った。
 [1] CODELCOの生産性・効率性が悪く、民間企業と比較して見劣りする。
 [2] CODELCOを先進的な企業にするためには、新たな資金調達機として民間資本の導入が必要。
 [3] 今後、CODELCOが必要とする投資資金調達のためにも、民間資本導入が不可欠である。
 これに対してSantiago Gonzalez鉱業大臣は、CODELCOは過去4年間に年平均60~70億US$を、チリ経済に貢献しており、CODELCOの生産性・効率性を改善するために民間資本を導入すれば良いという考えは共有できないとコメントしている。
 また、Vittorio Corbo前中央銀行総裁は、本件は注意深く検討する必要があるが、ブラジル石油公社Petrobrasの成功事例もあり、CODELCOには銅生産性など多くの改善すべき点があると発言している他、チリ銅生産労働者連合は真っ向から反対している。
 因みに、CODELCOの総資産は、銅(副産物除く)を勘案した場合、1,000~5,000億US$(銅価2 US$/lb)と試算されている。

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