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ニュース・フラッシュ

2010年2月1日 ロンドン フレンチ香織

中国(香港):UC Rusal、香港証券取引所でIPOを開始

 世界のアルミ最大手UC Rusal(露)は1月27日、香港証券取引所でIPO (新規株式公開)を開始した。同社は、本取引所でのロシア初の上場企業で、本IPOで、同社の公開フロート(※1)の10.6%を占める16億株(オファー価格10.80 HK$/株)を発行し、1月29日までに167億HK$(22.4億US$)を調達した。報道によれば、主な購入者は、VEB(露国営銀行:UC Rusalにとって最大債権者)、Nathaniel Rothchild(ロスチャイルド家)、Paulson & Co(NYヘッジファンド)。ただし、UC Rusalは、2009年末の時点で総額149億US$の債務を抱えており、また、同社のオーナー経営者は事業を巡るトラブルで幾つもの訴訟が起こっていることからか、初日は、オファー価格より11%減の9.66 HK$が終値となった。
 同社は2008年にアルミウム4.4百万t(世界の12%)、アルミナ11.2百万t(世界の13%)を生産したアルミ最大手であるが、債権者への信頼回復のためにも、調達資金を直ちに債務返済に充てる方針である一方で、ギニア政府が2009年9月に売買契約を取消したFriguiaアルミナ精錬所(2006年にUC Rusalが買収)の操業に関して、UC Rusalに860百万US$相当の支払いを要求し始めたとも報じられている。

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