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ニュース・フラッシュ

2010年2月12日 調査部 渡邉美和

中国:河南省での電力供給不足が正常化

 河南省など中国中部と西南部一帯の非鉄金属産業は、2009年末から電力不足による影響を受けていたが、2010年2月10日に至り、電力供給正常化が宣言されたと現地報道は伝えている。
 電力供給不足の発生に対して、河南省政府は、省内への発電用一般炭の供給体制維持に努め、この結果、2月7日には石炭在庫は224万tとなり、省内需要の9日分が確保できた。これには山西省の石炭生産が拡大されたことが大きく寄与したとのことである。
 1月19日、中国国家電力網公司は「1月の寒冷気候により発電用石炭が供給不足となった」と河南省付近での電力不足の背景を説明した。同省配電部門は、1月第3週からアルミ製錬企業に対する昼間の電力供給を停止したとのことであった。同省でのアルミ生産量は半減したとも伝えられた。また、同省安陽市の大手鉛生産企業の幹部は、現地メディアの問合せに答えて、「1月の電気鉛生産量は20%減少」、「午後5~9時間の電力供給制限により減産せざるをえない」と述べた。ただ、鉛減産の原因については、中国北部からの鉛精鉱の冬季における供給量減少による影響との情報も伝えられ、また一部では、2009年8月に環境問題が原因で旧式設備が強制停止となったことで必要な電力量に余裕があるはずとの見方も出ていて減産情報は交錯していた。

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