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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年2月23日 サンティアゴ 大野克久

チリ:Xstrata Copper、El Morro銅・金プロジェクトの自社権益をNew Goldに売却

 2月16日、Xstrata Copperは、チリ第Ⅲ州に位置するEl Morro銅・金プロジェクトの全所有権益70%をNew Gold(本社:加Vancouver)に463百万US$で売却したと発表した。
 本件について、2009年10月12日付けでBarrick Gold(本社:加Tronto)とXstrata Copperは、Xstrata Copperが有する70%権益全てを465百万US$で取引きすることに合意〔New Goldの“first refusal(先買特権)”期限は2010年1月11日〕していた。
 ところが、2010年1月6日、Goldcorp(本社:Vancouver)は、New Goldとの間で、[1]GoldcorpがXstrata Copper の70%権益を取得するのに必要な資金を提供すること、[2]New Goldが“first refusal”を行使すること、[3]New Goldは取得した権益を同日付でGoldcorpに引き渡すこと、[4]GoldcorpはNew Goldに50百万US$を支払うことを内容とした契約を締結した。本契約に基づき、New Goldは“first refusal”を行使した結果、現在のEl Morroプロジェクトの権益は、Goldcorp 70%、New Gold 30%となっている。
 また両社は、権益移譲後直ちに本プロジェクトの株主間協定について、開発・商業生産に必要なNew Gold権益分の資金はGoldcorpが融資し、商業生産後の利益から返済することに変更している。
 Barrick Goldは、1月半ばにカナダOntario州の高等裁判所に対して、GoldcorpとNew Gold間の契約無効の訴えを起こしているが、未だ裁判は開始されていない。
 今回の問題は、Barrick Goldは3プロジェクトを一体化して考えることによるコスト削減の目論みがある一方、Goldcorpにはチリに進出したいという両社の思惑により生じた。
 El Morro鉱床は、Barrick Goldが100%権益を有するPascua Lamaプロジェクト北方70 km及び75%権益を保有するCerro Casale金・銅プロジェクト南方60 kmに所在している。
 El Morroの確定及び推定埋蔵量は450百万t、品位Cu 0.58%、Au 0.46g/tであり、現在FS中である。

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