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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年3月2日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Esperanza銅プロジェクトで廃滓投棄に新システム使用の承認を受ける

 2月22日付け地元紙等によると、チリ北部第Ⅱ州Esperanza銅山開発プロジェクトは、廃滓処理に“Thickened Tailings Disposal (TTD)システム”を用いることでDGA (水資源総局)から承認を受けたと発表した。
 従来の廃滓は含水率が高く、堆積場へ投棄する際の取扱いが難しかったが、TTDによる固形分67%のThickened Tailingsは高密度の均質固形材を形成することから、堆積場への投棄がよりやり易くなる。また、TTDは水の消費量が少ないことから、水資源が十分ではない地域に位置するEsperanzaプロジェクトとって大いに助けとなる。
 TTDはこれまで20年以上に亘り世界の鉱山操業で用いられてきたが、鉱石処理量は最大で36,000t/日であった。Esperanza鉱山は選鉱場の鉱石処理量が95,000t/日となる予定で、TTDを用いる最大規模銅山となる。「これはEsperanzaプロジェクトにとって、また、この技術がチリ鉱業界で採用されるという意味において大変良いニュースである」とMinera EsperanzaのChristian Thiele総務部長は声明で述べた。
 EsperanzaプロジェクトはAntofagasta Minerals社が70%、丸紅が30%権益を有し、CAPEXは総額23億US$である。操業開始は2010年後半で、これによりAntofagasta Mineralsの年産銅量は2011年に70万t以上となる見込み。
 操業開始後10年間は年間70万tの銅精鉱(含有金属量:銅 195,000t、金 7.1t、銀48.5t)を生産する。鉱山操業開始から5年後にモリブデン生産を始め、その後5年間は年間2,100tのモリブデン生産を行う。
 Luksicグループ経営のAntofagasta plc.の子会社であるAntofagasta Mineralsは、チリでは4番目の銅生産者で、チリ系としては最大の民間鉱山会社である。

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