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ニュース・フラッシュ

2010年3月2日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:地震発生で操業中断していた鉱山の大部分が通常操業に復帰

 3月1日付けの地元紙等によると、2月27日早朝にチリ中南部で発生したマグニチュード8.8の地震により影響を受けた鉱山の大部分が、通常操業に復帰したか復帰しつつある状況を鉱山各社は報告している。
【Anglo American】 チリ第Ⅴ州及び首都圏州に位置するLos Bronces、El Soldado両銅山、Chagres銅製錬所において、電力供給停止から生産に影響が出たと発表した。電力供給は2月27日中に一部回復し、生産は28日から徐々に再開されている。震源から離れたチリ北部第Ⅲ州のMantoverde銅山でも電力供給が一時中断したが、既に通常操業に戻っている。第Ⅱ州に位置し44%権益を有するCollahuasi及びMantos Blancos両銅山では操業に影響は出ていない。
【CODELCO】 第Ⅵ州El Tenienteと第Ⅴ州Andina両銅山では、操業が一時中断された。El Teniente鉱山の施設は致命的なダメージは受けておらず、2月28日から徐々に操業が再開しており、電力供給と道路網は通常に戻った。Andina鉱山では2月28日に操業が一時中断したが、3月1日午後には通常操業に戻る見込みであり、El TenienteとAndina両鉱山の操業一時停止による銅輸出への影響は無いであろうとCODELCOは発表している。
 また、第Ⅴ州Ventanas製錬所はメイテナンスのため、地震発生前から操業を休止しているとのことである。震源から離れたチリ北部に位置するCODELCO Norte、Salvador、Gabriela Mistral、El Abraは、地震の影響を受けていない。
【Antofagasta】 チリ第Ⅳ州Los Pelambres銅山は、短時間の電力供給ストップが回復した後、通常操業に戻った。
【Freeport McMoRan Copper & Gold】 Candelaria銅山(第Ⅲ州)は、電力供給が3月1日に再開すると同時に通常操業に戻った。
【Teck】 第Ⅰ州Quebrada Blanca銅山と第Ⅳ州Carmen de Andacollo銅山は、地震の影響をほとんど受けずに通常操業を続けている。
【SQM】 非金属鉱物資源生産者SQM社はチリ北部で通常操業を継続していると発表した。
 2月27日に発生した地震により、主としてチリ中央部~南部において3月1日現在で700名の死者が出ている。

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