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ニュース・フラッシュ

2010年3月2日 シドニー 原田富雄

豪:Crean貿易大臣は中国国営企業による投資を歓迎

 2010年2月24日、Crean連邦貿易大臣は、豪州と中国の間での自由貿易協定締結(豪中FTA)に向けた公式会合の席上、中国とのバランスのとれた経済協定の一部として中国国営企業による豪州資源分野への投資を容認するとの考えを示した。これまで中国国営企業による投資は、豪州資源をコントロールする恐れから、野党を中心として否定的意見が出されるなど、国益上の争点となっていたが、政府としては資源分野の成長を確約するための資金源としての中国投資の必要性を訴える機会となった。
 5年前に始まった豪中FTA協議は、今回で14回目を数えるが、国内製造業への影響や農業問題を抱え、資源分野を含め世界に台頭する中国の巨大市場の取り込みは欠かせないとして、同大臣の発言は、FTA早期締結に向けて国内の不満を払拭する狙いもあると見られる。

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