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ニュース・フラッシュ

2010年3月2日 北京 土居正典

中国:包鋼稀土公司、レアアースを備蓄

 安泰科によれば、包鋼稀土公司が2月9日に発表したところ、内モンゴル自治区政府は、包鋼稀土公司傘下の包鋼稀土国際貿易有限公司によるレアアース精鉱の戦略的備蓄実施を許可した。
 初の、企業によるレアアース備蓄となり、企業が備蓄資金を負担する。また、内モンゴル自治区政府、包頭市政府が各々1,000万元(1.46百万US$)及び包頭鉄鋼集団が残額を利子補給する。中国有色金属設計研究総院 王国珍教授によると、包頭鉄鋼集団が5棟、白雲鄂博鉄鉱山が5棟の計10棟の備蓄倉庫を建設する予定であり、合計20万tの精鉱を備蓄することができる。これら精鉱中の希土酸化物含有量は50%の予定である。
 備蓄実施により、白雲鄂博鉄鉱山レアアース資源の開発利用が合理的となり、資源の浪費が防止されると期待されている。同鉱山のレアアース資源は、主として随伴共生されるため、採掘規模が非常に受動的である。包鋼稀土公司が他企業と異なるのは、白雲鄂博鉄鉱山が1,000万t/年の鉄鉱石を産出し鉄鉱石を選鉱後、レアアースの採掘・選鉱を行うため、レアアース鉱石の10%しか利用されていない点にあり、残り90%が堆積場に、ずり(捨石)あるいは尾鉱として廃棄されている状況にある。

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