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ニュース・フラッシュ

2010年3月5日 ロンドン フレンチ香織

英:欧州委員会、RoHS指令の除外項目に、カドミニウムの使用法を追加

 欧州委員会は2月25日、RoHS指令(2002/95/EC、※補足参照)のAnnexに、以下のカドミウムの使用法を追加した。本除外の主な理由はこれら物質の代替品が現在では存在せず、社会便益的に使用継続が必要と認められたからである。
 ○RoHS指令の新たな除外項目(仮訳):
  39.固体照明またはディスプレイ設備に使用する色変換II-VI LED内のカドミウム(発光エリアのカドミウム10 µg以下/mm²)。 2014年7月1日まで利用可能。

 なお、最近のカドミウムに関するRoHS指令、そして同等の拘束力を有するREACH規則の制限(Restriction)については、2009年6月には、プロオーディオ装置及び厚膜ペーストに利用するカドミウムの一部利用方法がRoHS指令の除外項目として追加(※ただし、プロオーディオ装置のRoHS免除は2009年12月31日迄)。他方、2010年1月には、REACH規則の制限において、EU諮問報告書がろう付け(用)合金(Brazing Alloy)及び装飾品へのカドミウム使用禁止を提案している。

 ※:RoHS指令とは、電気電子機器への特定有害物質の使用制限に関する指令である。RoHS指令に基づき、2006年7月1日以降は、EU加盟国内において、特定有害物質が含まれている電子・電気機器の上市(販売)は原則禁止となる。制限対象となる特定有害物質は、鉛、カドミウム、6価クロム、水銀、PBB、PBDEの6物質で、RoHS指令の適用除外項目として、除外対象期限切れの内容も含めて、2010年3月時点までに39項目が設定されている。
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