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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年3月16日 サンティアゴ 菱田 元

チリ・カナダ:Quadraと中国SGIDがSierra Gorda銅プロジェクトでJV形成

 3月8日付け地元紙等によると、Quadra Mining(本社:加Vancourver、以下“Quadra社”)は、チリ第Ⅱ州に位置するSierra Gorda銅プロジェクト開発とFranke銅山操業について、中国の国有送電会社である国家電網公司(SGCC)の関連会社の国家電網国際発展有限公司SGID(China’s State Grid International Development)と対等JV企業体を形成したと発表した。Quadraは900百万US$相当の資産を提供し、SGIDは900百万US$を出資する。
 JV企業体は主としてチリにおいて銅開発プロジェクト案件を探していく。最終合意が行われると、両社同数の役員会監視の下、QuadraはJVプロジェクト・鉱山操業を管理し、SGIDは資金提供を受け持つ。それに加え、SGIDはQuadraの発行済み株式9.9%に相当する10.9百万株を一株13.91 C$で取得し、これは152百万C$(148百万US$)相当となる。
 最終合意は5月中旬の見込みで、中国当局の承認を得た後、取引は10月に完了する、とQuarda社CEO Paul Blythe氏は2009年決算報告の席で述べた。Blythe氏は、Sierra Goradaプロジェクト開発の規模・コストが大きく、パートナーが必要であったと述べ、「この合意でSierra Goradaプロジェクトの資金面の問題が解決した。FSが完了して所定の許可が得られれば、開発が早く進む下地が整う」と付け加えた。
 Sierra Goradaプロジェクトは現在FS実施中で、これは2010年末に完了見込みである。設備投資額は合計16.6億US$で、25年間に亘り、年産計画量は銅138,800t、モリブデン7,200t、金1.1tである。
 Blythe氏は、操業基盤、税のシナジー効果、今後の成長の選択を提供することからFranke銅山もJVに含めたとのことである。SGCCは世界で最大の国営送電網企業で、銅の最終ユーザーでもある。Quadraとのこの契約が鉱業部門への最初の投資となる。

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