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ニュース・フラッシュ

2010年3月16日 シドニー 原田富雄

豪:鉱業分野への投資の信頼回復は本物か

 2010年3月10日、豪経済誌は、BHP Billitonは2011年の投資額を前年に比べ80億US$上積みして208億US$に、Rio Tintoは2009年の54億US$から2010年は60億US$に投資額を増加させてきており、資源価格や需要の不透明感はあるものの、世界経済の改善や、新たなプロジェクトへの投資が見られることから、鉱業分野における投資への信頼は回復したと伝えている。
 しかしながら、Credit Suisseのアナリストは、「鉄鉱石や石炭といったバルク鉱産物と金属では会社の考えに開きがあるものの、資源会社は投資や株主配当の増額と共に継続的な需要回復の確証を得たいとしている」と述べるなど、完全な回復までには至っていないとの見方もある。
 また、これからの資源会社は資本管理がより重要な課題になるとして、BHP Billitonが運転費用を投資額の5.2%まで引下げたことや、Rio Tintoが管理費の引下げを行ったことを例に挙げ、限定的な有効資源を共有するために、スケール経済を生かした、より賢明で、現実的な会社になることが重要としている。

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