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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2010年3月23日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Huachipato製鉄所の操業停止により磨鉱用ボールが不足

 3月15日付け現地紙によると、鉄鉱石及び鉄鋼メーカーCAPのHuachipato製鉄所の操業停止の結果、チリ鉱業部門は鉱石の磨鉱工程で用いる鋼鉄ボールが足りなくなる可能性がある。
 Huachipato製鉄所は、磨鉱ボール製造に必要な鋼材の唯一のチリ国内生産者で、チリ鉱業部門の年間消費量400,000tの約半分を製造しているが、2月27日に発生したチリ中南部地震で大きなダメージを受けた。CAPはHuachipato製鉄所が少なくとも3か月間は通常操業に回復不可能と発表しており、これは銅や他の金属生産に影響を与えるものと見られる。
 CAPの鋼材を処理して磨鉱用ボールを供給しているMoly-CopやAceros Santa Maria社は、磨鉱用ボールの在庫販売契約をCODELCOと結んだ結果、チリで操業する他の鉱山会社はチリ国内で供給者を見付けられず、ペルー、ブラジル、中国、豪州等の国からの購入を開始している。
 コンサルタント会社Matrix社のアナリストJuan Pablo Silva氏は、磨鉱用ボールの輸入が増加すれば、鉱山会社のコスト上昇に繋がるとコメントしている。

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