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ニュース・フラッシュ

2010年3月30日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:鉱業協会SONAMIが鉱業ロイヤルティ引上げに慎重な対応を要求

 3月25日付け地元紙等によると、SONAMI (チリ鉱業協会)は鉱業ロイヤルティ(鉱業特別税)引上げ可能性について、それが鉱山会社の将来の投資決定、成長、競争力に影響するとして慎重な対応を求めた。
 SONAMIは、現行の鉱業ロイヤルティは鉱山操業利益の4~5%を占めるが、これを引上げることは鉱山会社にとって規則を変えることになると表明した。2006年に制定された鉱業ロイヤルティの税収構造は12~15年の安定期間を含んでいるが、鉱業ロイヤルティ引上げによりそれは壊されることになる。「経済を地震の影響から回復させる最良の方法は、高い経済成長率への到達に賭けることであり、増税の主張は民間企業の業績にとって障害となり、結果として不信感と不安定性を生む。チリの外国投資政策の安定性は、とりわけ鉱業においてその発展を支える原動力となっている」とSONAMIは発表した。
 ここ5年間、チリ鉱業部門はGDPの18.8%、輸出総額の60%以上を占める。鉱山会社は2005~2009年の間に180億US$を納税したが、その内、30億US$が鉱業ロイヤルティに相当する。
 SONAMIによると、もし銅価が3.00 US$/lb以上を維持し続ければ、次期4年間のCODELCOの収益を含むチリ鉱業部門からの税収は合計450億US$となる。2010~2017年のチリ鉱業への投資は合計450億US$が期待され、内120億US$がCODELCOによる投資、残り330億US$が民間鉱山会社による投資である。これはチリの年産銅量を現在の540万tから2017年には770万tに増強させ、金生産量も大きく増加させることになる。

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