閉じる

ニュース・フラッシュ

2010年4月12日 調査部 渡邉美和

中国:中国企業による海外投資動向

 現地報道によると、安永財務交易咨詢の呉正西主管はメディアに対して「2009年、中国は、世界の金属鉱業分野で最大の資本投資(Merger & Acquisition)国になった」と述べ、2010年もその勢いは継続し、2009年の投資額161億US$を超える可能性についても言及した。過去10年間、金属鉱業の海外資本投資で中国企業が成立にこぎつけた件数は369件、総金額で500億US$以上になる。このうち80%近くは最近2008年以降の実績であるとのこと。
 また、カナダの小型鉱山企業Crowflight Minerals Inc.は、中国で最大のNi企業である金川集団有限公司から買収提案を受けた旨を4月7日に発表した。買収金額は1.5億C$(10.23億人民元)で、Crowflight社は役員会所属の特別委員会でこの提案を検討しているとのこと。同社はカナダのMB州にBucko Lakeニッケル鉱山を保有している。
 さらに、遼寧省撫順に本部を置く民営企業であり鉄鋼関連産業を主として鉱業・冶金事業も運営している罕王(カンワン)実業集団は、インドネシアのスラウェシ島東南部の北Konawe州のNi熔煉設備に関心を示していると報じられている。同社は既に熔煉設備用地の取得にかかる予定で法的な手続きとともに適地選定を進めているとも報道されている。

ページトップへ