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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年4月12日 シドニー 増田一夫

豪:SA州Carapateena銅・金プロジェクト売却の可能性

 2010年4月12日付の地元紙等によれば、RMB Serveices Pty Ltd.(本社:豪Adelaide、以下RMB)及びTeck Resources Ltd.(本社:豪Vancouver)は、両社のJVであるSA州Carapateena銅・金プロジェクトの売却先を探している。
 プロジェクトの売却が完全に決定されたわけではなく、現在、そのプロセスを注視しているところだ、とRMB社は地元紙等に語っている。
 Carapateenaプロジェクトは、WPA(ウーメラ立入制限区域内(Woomera Prohibited Area(*))に位置していないことから、買収会社として、中国五鉱集団公司(Minmetals)、中国アルミ業集団公司(Chinalco)、中国中信集団公司(CITIC)、中国有色鉱業集団公司(CNMC:China Nonferrous Metal Mining (Group). Co Ltd.)の名前が挙がっており、売却金額は約500百万A$と言われている。
 CarapateenaプロジェクトはOlympic Dam鉱山(BHP Billiton)及びProminent Hill鉱山(OZ Minerals社)の近傍に位置しているが、採掘方法が坑内掘となることから、資本コストはProminent Hill鉱山が費やした11.5億A$以上となるのではと見られている。加えて、本プロジェクトは、ウラン(U3O8)が約300 ppm含まれており、銅精鉱から除去する必要がある一方で、ウランとして生産するには品位が低いという問題もある。

 * SA州には、ウーメラ試験設備(Woomera Test Field)という面積12.7万km²の広大な軍用試験区域が存在し、1947年から運用開始、現在、国防総省によって管理され、連邦政府法律の下で特に軍事実験活動のために使用されている。区域内はWPA(ウーメラ立入制限区域:Woomera Prohibited Area)として立入が制限され、同区域内の探鉱及び鉱山開発に際しては連邦政府との間で協定書を締結する必要があり、その申請が必ずしも承認されるとは限らない。
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