閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年4月28日 ロンドン 萩原崇弘

カザフスタン:カザフ優良銅鉱山を中国Jinchuanグループに譲渡

 カザフスタンの銅・亜鉛生産企業Kazakhmys社は、4月26日、中国の国営資源大手であるJinchuanグループ(金川集団有限公司)と同社所有の優良プロジェクトであるAktogayプロジェクトを開発するためのJVを設立し、同グループに権益の49%を120百万US$で譲渡するMOUを締結したと発表した。
 発表によると、今後1年でFSを行い、その後3年程度で開発を行い生産を開始する予定で、開発コストは15~20億US$、生産規模は銅精鉱を年間10万t、鉱山寿命はおよそ40年となる見込みである。なお、Kazakhmys社の銅精鉱の生産は、2009年は36万t、2010年の予測は30万tである。
 Aktogay鉱山は、カザフスタンの東部に位置する露天採鉱の銅鉱山で、銅の埋蔵量が5百万t程度と未開発の銅鉱山の中でも最大級とされている。
 同社CEOのNovachuk氏は、「当社として2番目の大型銅プロジェクトの開発が大きく前進したことを歓迎する。同プロジェクトはBozshakolプロジェクトと同様、年間10万t規模の生産が可能であることから、当社の銅生産は今後5年間で大幅に増加し、この2つのプロジェクトで生産の60%を占めるようになる。これらのプロジェクトの進展にとって、カザフスタンの大規模なインフラと中国市場との近接性は極めて重要であり、その鍵となるJinchuanグループをパートナーとして得たことを喜ばしく思う。」とコメントしている。
 なお、報道によれば、英国のアナリストからは、「Kazakhmys社は銅生産の60%を中国向けに売却しており、Aktogayプロジェクトの権益が開発のために中国企業に売却されるのではないかとの声はあった。」が、「売却価格が少々安価である。」、「この権益売却が本当に必要なのかどうかは懐疑的。」などの声が聞かれるなど、このディールは予想外のものと評されている。

ページトップへ