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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル レニウム
2010年5月10日 ロンドン フレンチ香織

ポーランド:KGHM Ecoren、欧州初のレニウム回収工場を開設

 ポーランドの銅生産大手であるKGHMの傘下となるKGHM Ecoren社は4月27日、Legnicaに新レニウムペレット工場を開設し、欧州初のレニウム生産を開始したと発表した。本工場では、過レニウム酸アンモニウム(APR)5t/年を処理し、レニウムペレット年間3.5t/年を生産できる容量があり、同社は、APR及び粒状のレニウムの両方を供給する予定である。
 Ecoren社は2006年12月に設立され、KGHMの銅生産から派生する副産物を回収する事業一般を担う。同社の目標は、リサイクル戦略の拡大を目指し、銅生産からのベースメタル及びマイナーメタルの回収を目指す。業界誌によれば、同社社長は、次のターゲットとして、同工場での(化学形態での)ニッケル及びコバルトのリサイクルをすでに計画しており、2011年の9月頃には、硫酸ニッケルを初期生産レベルの2,200t/年生産することを目標としている。また、現在は未熟な段階ではあるが、バッテリーからの亜鉛及びカドミウムの回収も検討している。
 レニウムは、融点がタングステンに次いで二番目に高い。今日では、主に石油用触媒、航空機用ジェット・エンジン内のタービン・ブレードや産業用ガス・タービン・ブレードに利用する耐熱合金、そしてフィラメント等に利用されている。Ecoren社は、今後のアジアでの航空産業の成長への期待を示していた。

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