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ニュース・フラッシュ

2010年5月11日 シドニー 原田富雄

豪:連邦政府は排出権取引制度導入を延期

 2010年4月28日、連邦政府は、2011年に導入を予定していた排出権取引制度(Emission Trading Scheme)を含む炭素汚染削減制度(Carbon Pollution Reduction Scheme、以下“CPRS”)の検討を2013年まで延期することを発表した。
 CPRS法案については、2009年連邦下院を通過後上院に回されたが議席の過半数を占める野党自由連合の反対もあり、これまで2度否決されてきた。また、2007年末に誕生したラッド政権の政策の目玉であった地球温暖化問題であるが、2009年12月にコペンハーゲンで開催された気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)が不調に終わったことを受けて、ラッド首相のイニシアティブについて疑問視する声も挙がっており、年内に予定される連邦議会選挙を睨み、国内の医療制度改革に軸足を移したものと考えられる。

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