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ニュース・フラッシュ

2010年5月18日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:CODELCOがRadomiro Tomic鉱山拡張プロジェクトに海水の使用を検討中

 5月14日付け地元紙等によると、COCDELCOの開発・持続的発展担当副社長Juan Enrique Morales氏は、チリ第Ⅱ州CODELCO Norteディヴィジョン管轄のRadomiro Tomic鉱山の拡張プロジェクトでの海水使用について現在調査中であると述べた。
 海水使用プロジェクトはまだエンジニアリングと設計の段階で、150億US$を投資し今後5年間にわたり実施するRadomiro Tomic鉱山拡張プロジェクトには含まれていない。海水使用プロジェクトは鉱石処理容量150,000~200,000t/日の選鉱場を新たに建設するため、20~30億US$の投資が必要となるが、本格的な実施まで少なくとも4年はかかるであろうとMorales氏は述べた。
 「チリは海岸に近いTocopillaやTaltal等の場所で鉱業用水に海水を用いる経験を有しているが、この海水使用プロジェクトで最も挑戦的なことは、チリ第Ⅱ州北部のように海岸から鉱山操業地域まで、標高差が2,500 m以上ある場合、どのように効率的に海水をポンプアップするかということである。操業鉱山に近い場所からの淡水ポンプアップのコストは平均0.30 US$/m³であるのに対し、海水のポンプアップのコストは1.5~2 US$/m³で、かつ選鉱場は海水による腐食を防ぐよう設計しなければならない。海水使用プロジェクトの成功には、ポンプアップ・システムと効率的な電源確保が最大の鍵となる。」とMorales氏は述べ、CODELCOが49%権益を持つEl Abra銅鉱山でも海水使用を検討中であると付け加えた。
 チリではAntofagasta社が第Ⅱ州Michilla銅鉱山の操業で海水を使用しており、また同社が70%権益を有し2010年10月からの操業が期待される第Ⅱ州Esperanza銅鉱山開発プロジェクトでも海水が使用される。

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