閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2010年5月24日 バンクーバー 村上尚義

加・米:Teck、Red Dog亜鉛・鉛鉱山Aqqaluk鉱床の開発継続を表明

 Teckは5月20日、米国AK州北西部に位置するRed Dog亜鉛・鉛鉱山Aqqaluk鉱床の開発継続を発表した。同鉱山の主要露天採掘場は2012年中に鉱量枯渇の見込みで、操業継続のためには現在の露天採掘場に隣接したAqqaluk鉱床の開発が不可欠な状況となっている。Aqqaluk鉱床は埋蔵量51.6百万t、品位 亜鉛 16.7%、鉛 4.4%で、同鉱床が開発に至ればRed Dog鉱山のマインライフは2031年まで延長される。
 Red Dog亜鉛・鉛鉱山は、国家汚染物質排出防止システム(National Pollutant Discharge Elimination System:NPDES)許認可として知られる2010年排水認可を2010年1月に米国環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)から取得したものの、周辺住民及び環境団体は1998年排水認可と比較して全蒸発残留分及び金属含有量の上限値が低いことを理由に行政訴訟を起こした。これを受けて、EPAは一旦許可した2010年排水認可中の5項目の上限値について、その認可を取り消している。
 Aqqaluk鉱床開発着手への期限が迫る中、Teckは2010年排水認可及びAqqaluk鉱床開発許可取得のためにEPAと協議を続けており、一方で裁判所が承認した2008年同意書中の暫定的な排水上限値に従って排水を行う予定である。

ページトップへ