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ニュース・フラッシュ

2010年5月25日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:CODELCO Diego Hernandez新総裁が効率化に焦点を当てることを明言

 5月19日付け地元紙等によると、同日付でチリ国営CODELCO総裁に就任したDiego Hernandez氏は、更に進む鉱山の深部化や低品位化に対して、CODELCOの効率性を高めていくことが総裁職としての主要目標であると述べた。前総裁Jose Pablo Arellano氏を引く次ぐセレモニーでの挨拶で、Hernandez新総裁は「次の3~4年で我々にできることが、次の30~40年にCODELCOが達成し得ることの鍵となる。」と述べた。
 Hernandez氏はCODELCOの鉱山の深部化はコストに大きい影響を与えており、同じ資源に対してより低コストで対処していく必要があると述べた。高い効率性を求めるためには鉱山操業への投資が欠かせないと述べ、現在の生産能力維持あるいは増強のために、今後数年間の投資計画をスムーズに進行させていく必要があると述べた。4件の主要開発プロジェクトに対し次期5年間で150億US$の投資計画の内容変更の可能性については、「投資内容の見直しはいつも必要だが、投資は実行されなくてはならない。」と述べた。
 また、「今後3年間の投資環境についてCODELCOは安定した資金供給状態にあり、投資計画を実行していく上で、全ての資金が直ちに必要となるわけではない。」と述べ、「利益の一部を再投資する必要があり、借入金による資金調達はできるだけ慎重に進めなければならない。」と付け加えた。
 CODELCOの現在の主要開発プロジェクトにはChiquicamata鉱山の露天採掘から坑内採掘への切り替え、Mina Alejandro Hales(旧Mansa Mina)の新規開発、AndinaディヴィジョンのPhaseⅡ拡張、El Teniente鉱山の新規坑道レベル開発があり、2014年までに毎年平均24~30億US$の投資を予定している。
 2010年度の投資計画は6月末までにCODELCO役員会及び政府により承認(又は否決)される。2009年はCODELCOの前年利益の中から10億US$の再投資が承認された。しかし、2010年度政府は2月27日に発生した地震の復興費の財源を確保せねばならず、2009年度と同規模の投資資金を用意できるか難しい。Arellano前総裁はもしCODELCOが2010~2014年の投資計画を実行しなければ、2020年までに生産量が50%落ちるであろうと述べていたが、Hernandez新総裁は現在の生産レベルは少なくともあと3年間は維持されるとしている。

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