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ニュース・フラッシュ

2010年6月1日 ロンドン 萩原崇弘

露:Norilsk Nickelが2009年決算を発表。2010年Q1の生産も好調。

 世界最大規模のニッケル・パラジウムの生産者である露Norilsk Nickelが2009年決算(国際会計基準)を発表した。それによると、純利益は26億51百万US$(前年は純損失5億55百万US$)となり、アナリスト予測の22億US$を上回ったものの、売上高は前年比27%減の101億55百万US$、修正EBITDAは前年比24%減の44億16百万US$に留まった。一方、同社は、カナダのLionOreの買収などで膨らんだ負債を5,317百万US$まで減少したが、今後さらに返済額を増大し、負債を圧縮したいと述べている。なお、配当については、同社は2010年6月の年次総会で議論予定であるとしている。
 売上げの内訳を見ると、金属価格の下落や副産物の販売量の減少などから、金属部門からの売上げは前年比28%減の8,441百万US$となった。一方、業務コストは、全面的なコストの削減及びルーブルの対US$切り下げの影響から、金属部門で前年比30%減の5,534百万US$となっている。
 販売量及び売上げを鉱種毎で見ると、ニッケルは前年比1%減の283千t、前年比31%減の4,212百万US$でその53%は対欧州向け、対アジア向けは30%、一方、パラジウムは前年比8%減の318万8千oz、前年比29%減の912百万US$でその45%が米国向け、34%が欧州向け、プラチナは前年比9%減の810千oz、31%減の982百万US$でその33%がアジア向け、北アメリカ向けが31%となっている。また、銅は前年比5%増の415千t、前年比24%減の2,192百万US$でその75%は欧州向けとなっている。
 また、同社の2010年Q1生産は、ニッケルが1%増の70千t、パラジウムが17%増の690千oz、プラチナが14%増の160千ozなどと増加傾向で、売上げは前年同期比40%増の596億ルーブル(ロシア会計ベース)となっている。

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