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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル リチウム
2010年6月5日 バンクーバー 村上尚義

加:KORES、アルゼンチン北西部のSal de Vidaリチウム探鉱・開発プロジェクトに参入

 Lithium One社(本社:Toronto)は6月4日、アルゼンチン北西部のHombre Muerto塩湖に位置するSal de Vidaリチウム探鉱・開発プロジェクトについて、韓国の国営企業であるKorea Resources Corp.(本社:韓国Seoul、略称「KORES」)とJV契約を締結したと発表した。
 本JV契約は、KORESが開発前の探鉱及びDFS(Definitive Feasibility Study)完了に15百万US$を上限とする費用を支出することにより、本プロジェクトの権益30%を取得するオプション契約となっている。KORESはDFS完了後、オプションの行使によって、本プロジェクトの完遂及びLithium One社負担分開発費(権益70%分)の負債を保証することになる。
 本JV契約に定められた生産物の取り扱いとして、KORESはリチウム生産物の全量を中国、日本及び韓国で販売する権利を有しており、一方、Lithium One社はカリウム生産物の全量を販売する権利を有する。また、KORESはLithium One社との交渉により、リチウム生産物の50%を上限として、市場価格で引き取ることができる。
 その他にKORESは、その取得権益を韓国企業に引き継ぐことができ、既にKORES、GS Caltex社及びLG International社の間で、各々10%の権益を保有する覚書が交わされている。
 Lithium One社は本プロジェクトエリアにおいて地質調査、地表試料採取、物理探査、ボーリング調査、そして3か所で調査井の掘削を実施済みで、現在4か所目の調査井を掘削中である。2010年4月の同社のレポートでは、約120 km²の範囲における地表付近の塩水分析結果として、その累加平均値は、Li 760mg/L(644ppm)、K 8,559mg/L(0.725%)、Mg 1,209mg/L、及びMg/Li比1.65となっている。今後Lithium One社は引き続きオペレーターを務め、DFS完了には約15か月が見込まれている。
 本プロジェクトが位置するHombre Muerto塩湖では、FMC社が1997年からリチウムを生産しており、世界のリチウム生産量の約10%を占めている。

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