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ニュース・フラッシュ

2010年6月14日 リマ 山内英生

ペルー:Doe Run Peru労働者、中央街道で無期限デモ抗議開始

 6月14日付け地元各紙によると、資金繰り悪化による閉鎖から1年が経過したDoe Run Peru社La Oroya製錬所の労働者らは、同社が製錬所再開の期日を明確に示さないことに対する不満の高まりを表すことを目的に、6月14日から無期限デモ抗議を開始した。
 これに対してVelasquez首相は、政府は同社に対して時間的な猶予等の便宜を図ったにもかかわらず、約束を守らないばかりか、ペルー政府として受け入れがたい契約内容の変更や、環境面や税制面の新たな要求を行っていることを明らかにした。
 更に、Doe Run Peru社はこれらの要求を通すためにデモ抗議を利用しているとし、抗議行動の裏で同社が糸を引いていると批判した。また、国民は意思表示を行う権利を有するが、道路封鎖は他者の通行の権利を奪う行為であり許されないとしたほか、デモ抗議によって発生しうる損失や事故の全てはDoe Run Peru社の責任だと批判した。
 一方、Sanchezエネルギー鉱山大臣は、Doe Run Peru社による国税庁への負債760百万ソーレス(約270百万US$)を、今後760年にわたって分割払いをする等の新たな要求には一切答えることができないとした。また、7月24日までにLa Oroya製錬所の操業 を再開しない場合、同製錬所を閉鎖し、労働者を他の鉱山へ転職させる考えを明らかにした。

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