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ニュース・フラッシュ

2010年6月14日 ロンドン フレンチ香織

ウズベキスタン:中国はエネルギー協力の強化に合意する一方、ロシアはJV交渉から撤退

 国際ウラン協会(WNA)の速報によれば、中国の胡錦濤国家主席は今月、ウズベキスタンを訪問し、同国とのエネルギー分野を含めた経済協力関係の強化に合意した。一方、ロシアは、ウズベキスタン政府と2006年1月に同国Aktauウラン鉱床開発の共同事業に関係するMOUを締結していたが、協調的な合意に達しなかったため、本JV交渉から撤退した。
 中国に関しては、ウズベキスタン政府からの情報はごく僅かであるが、胡錦濤国家主席がウズベキスタン訪問中に、エネルギー及びハイテク技術分野での開発協力に関する多くの取引が成立した模様である。同国大統領は、これらの取引によって、特にウラン開発分野での長期的な協力開発を強化したいと述べている。
 ロシアに関しては、ロシア国営原子力企業Rosatom(旧・ロシア原子力庁の機能を継承)傘下のARMZ公社の報道官が、Aktauウラン鉱床からの撤退を決定している。ロシアの地元報道によれば、プーチン首相がRosatomのキリエンコ総裁との面談中に、ARMZ公社によるUranium One株51%の増資が決定され、ウズベキスタンの本JVプロジェクトの撤退案が持ち出された。キリエンコ総裁は、「ロシアが長期的に自国のウラン資源を開発している間は、Uranium Oneの多数株を獲得したことによって、国内・海外需要へのウラン供給は十分に確保できるであろう」と述べている。

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