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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年6月15日 サンティアゴ 大野克久

チリ:COCHILCOが2010年の平均銅価格予測を3.2 US$/lbに引き上げ

 6月4日、COCHILCO(チリ銅委員会)より今後の銅価格、銅需給動向に係るレポートが発表された。同委員会によると、COCHILCOでは2010年の平均銅価格を2010年1月発表の3.1 US$/lbから3.2 US$/lbに引き上げた。
 これは、主に中国と先進国の銅需要回復に伴うものであり、ギリシャ財政危機及びユーロ下落の影響は一時的なものであるとしている。
 また、2011年には194千t程度の銅供給不足、年末銅在庫が3.2週間と低水準に留まることが見込まれることから、平均銅価格は3.3 US$/lbと予測している。
 銅需要について、2010年は中国の銅備蓄が未実施の見込みで、一部は備蓄取り崩しもあることから同国の見掛け需要は減少するものの、2011年は、中国の見掛け需要が拡大するとともに、先進国でも銅需要が増加することが予想される。
 以上を踏まえ、COCHILCOでは2010年の銅需要を2009年比1.3%減の18.1百万t、2011年は2010年比5.5%増の19.1百万tと予測している。
 銅供給について、2010年の銅鉱山生産量は、世界経済危機の影響等による新規プロジェクト開発及び操業移行遅延に伴い、2009年比26千t減少の15.9百万tであるが、2011年には2010年比2.2%増の16.3百万tと見込んでいる。
 また、2010年のモリブデン価格について、COCHILCOでは世界的な需要増及び良好な経済状況を反映し、現行水準の14~18 US$/lbで移行することを予測している。

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