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ニュース・フラッシュ

2010年7月9日 北京 土居正典

中国:南部5省・自治区、希土類の統一価格制度を検討

 現地報道によると、中国政府は江西省、福建省、広東省、湖南省及び広西チワン族自治区の5省区でのレアアースの統一価格制度を検討中とのことである。今月中にも実施が見込まれると業界関係者は話している。統一価格は、月1度公表され、価格競争を避けることが可能となると、関係者は話している。また、輸送及び販売の統一化、さらに資源の集中化による3~5社の複合企業の設立が計画されている。ただし、国土資源部、工業情報化部及び国家発展改革委員会からのこれに関する発表は今のところない。
 中国南部では、レアアースの違法採掘により、市場の混乱及び重大な環境汚染が引き起こされている。一方、北部は内モンゴル包鋼希土ハイテク株式有限公司が軽希土類資源を独占しており、統一価格により違法採掘はほぼ無くなっている。
 国信証券の彭波アナリストは、過小評価されているレアアース価格は制度導入により上昇し、世界市場における中国生産者の発言力が強まると話している。
 なお、報道によっては、統一価格でのコントロールは困難ではないかとの見方もある。

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