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ニュース・フラッシュ

2010年7月13日 シドニー 原田富雄

豪:鉱物資源利用税は野党グリーン党がキャスティングボートを握る

 2010年7月2日、連邦政府が発表した鉱物資源利用税(MRRT)は次回連邦議会選挙の焦点となっている。同税導入には連邦上下院で法律案の承認が必要となるが、前ラッド政権下で提出された地球温暖化防止法案(CPRS)が上院で2度否決された経緯があるだけに、上院での過半数の議席を占める野党の出方が焦点となっている。
 資源関連税の導入に賛成するグリーン党のBrown党首は、今秋にも予定される連邦議会選挙で与党労働党が勝利した場合は、MRRTに賛成する意向を示した。次回選挙では連邦上院議席の半分の入替え選挙が予定されているが、グリーン党は7議席の確保が予想されており、グリーン党がMRRTに賛同した場合、MRRTに反対する野党保守連合のみでは否決できないとされている。
 しかしながら、このままのMRRT導入では税収不足に問題があるとして同党首は修正についても含みを持たせており、選挙の結果次第ではMRRTの制度設計に変更が生じる恐れも否定できない。

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