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ニュース・フラッシュ

2010年7月19日 リマ 山内英生

ペルー:廃さい流出事故の調査結果、堆積場の構造に不備

 7月14日付け地元紙等によると、6月26日、Caudalosa Chica鉱山(Huancavelica県)の廃さいダムが決壊し、大量の廃さいが周辺の河川に流入、支流や下流に至る広域な汚染を引き起こしている件に関して、環境省管轄の環境評価監査局(OEFA)の調査グループは、事故を起こした堆積場の調査結果を発表した。
 調査結果によれば、問題の廃さい堆積場には57,984m3の廃さいが堆積していたにもかかわらず、排水システムを有していないほか、固形廃棄物を利用して作られた堆積場には、護岸工事が施されていなかった。更に、堆積場はエネルギー鉱山省の許可を得ることなく拡張されていた。また、堆積物の圧力を測定するシステムや、流出の危険性を知らせるインジケーター等も設置されておらず、これらの要因が重なって今回の流出事故が引き起こされた模様である。
 その他にもOEFAは、同鉱山は捨石や廃さいの取り扱いに関する環境プランや、緊急時対応計画を有していなかったことを伝えている。
 加えて、同鉱山に対する環境監査が不十分であったこと、鉱山周辺では事故により深刻な環境被害が引き起こされていることを報告している。

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