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ニュース・フラッシュ

2010年8月3日 サンティアゴ 大野克久

ブラジル:Valeの2010年Q2純利益は、前期比131%増の3,705百万US$

 7月29日、Valeより2010年Q2の業務実績及び生産実績が公表された。今期は、世界的な金属鉱産物需要の回復等もあり、鉄鉱石、銅、ニッケル等の生産実績は対前期比を上回る結果となった。
 また、鉄鉱石価格が市場連動制に移行後最初の業績発表であったが、2008年のリーマンショック以後最高の売上高9,930百万US$(対前期比45%増)及び純利益3,705百万US$(対前期比131%増)を記録した。
 同社主力の鉄鉱石関連では、鉄鉱石の販売価格が市況を反映したものに移行した結果、今期の平均販売価格が対前期比42%増となったこともあり、鉄鉱石で対前期比45.0%増の5,435百万US$、ペレットでは対前期比109.4%増の1,610百万US$の事業収益を記録している。
 Valeによると、昨夏から継続していたカナダSudburyニッケル製錬所のストライキについて、7月9日に今後5年間の労使協定が締結され2010年Q3には通常操業に移行することから、ニッケル、銅、コバルト、白金等の生産量が増加する見込みである。

表1. 鉱産物別販売価格及び事業収益
(米国会計基準に基づく)
鉱種等 平均販売価格 US$/t 事業別売上高 百万US$
2010 Q1 2010 Q2 増減 %
2010 Q2/2010 Q1
2010 Q1 2010 Q2 増減 %
2010 Q2/2009 Q2
鉄鉱石 64.76 91.93 42.0 3,748 5,435 45.0
ペレット 99.00 153.66 55.2 769 1,610 109.4
マンガン鉱石 306.88 257.97 -15.9 58 89 53.4
フェロアロイ 1,350.52 1,523.81 12.8 131 160 22.1
ニッケル 20,146.63 22,731.51 12.8 687 820 19.4
6,881.85 6,112.22 -11.2 227 233 2.6
ボーキサイト 30.61 31.75 3.7 6 6 0.0
アルミナ 280.27 286.93 2.4 331 404 22.1
アルミニウム 2,263.16 2,178.57 -3.7 258 244 -5.4
コバルト(US$/lb) 15.06 12.76 -15.3 5 5 0.0

表2.2010 Q2Vale生産実績
(米国会計基準に基づく)
鉱種等
単位 千t
2009 Q2 2010 Q1 2010 Q2 増減 %
2010 Q2/2010 Q1 2010 Q2/2009 Q2
鉄鉱石 59,396 60,059 75,860 9.8 27.7
ペレット 4,251 10,492 12,653 20.6 11.9
マンガン鉱石 550 397 494 24.4 -10.1
フェロアロイ 27 110 113 3.4 313.5
ニッケル 59 33 37 12.2 -37.8
61 34 40 18.9 -34.8
ボーキサイト 2,854 3,268 3,413 4.4 19.6
アルミナ 1,436 1,394 1,521 9.1 5.9
アルミニウム 113 107 112 4.7 -0.5
コバルト(t) 632 129 179 38.2 -71.7
プラチナ(千oz) 47 1 5 377.2 -88.3
パラジウム(千oz) 68 3 15 328.9 -78.6
金(千oz) 19 4 6 27.3 -71.0
銀(千oz) 504 137 718 424.7 42.6
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