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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル リチウム
2010年8月10日 サンティアゴ 大野克久

チリ:サンティアゴでリチウム採掘自由化に係るセミナー開催

 8月5日、チリ鉱業省、SONAMI(チリ鉱業協会)、SQM及びSCL(Chemetall子会社)により、リチウム採掘自由化に係るセミナーが開催され、Golborne鉱業大臣や上院議員等の政府関係者、SQM、Chemetall、FORDのリチウム産業に従事する民間企業等から意見交換がなされた。
 Golborne鉱業大臣は、政府の役割は、インセンティブを創出する社会政策を促進させることであると発言した。
 また、上院議員のProkuria Baldo氏やJamie Orpis氏はリチウム採掘自由化促進、リチウムの研究開発促進のために新たな機関を設置する必要があるとの見解を述べる一方、Juan Pablo Letelier上院議員は、リチウム採掘の自由化については、社会全体の利益を考えるとあくまでも憲法の枠内で考えるべきとの慎重論を展開した。Jose Antonio Gomez上院議員からは、議論はリチウム採掘の自由化云々では無く、政府が企業とのコネクションを構築することが将来的に国の利益に繋がるとの発言があった。
 アナリストのGal Luft氏は、リチウムは世界中に存在するので、チリがこのまま規制を継続すると、大きなビジネスチャンスを逃すことになるとコメントした。また、SQMのSolminihac Ptrick副社長は、「リチウムを戦略的鉱物とする理由は無く、採掘規制をしているのはチリ以外に存在せず、これにより、自動車業界はチリのリチウム市場について信頼性を確信できない」と現状を説明した。
 ChemetallのMonika Engel-Bader女史も前日の新聞インタビューで、Ptrick副社長と同様にコメントしている他、チリがリチウム採掘規制を継続するならば、同社はチリ以外でも事業を拡張する意向があるとコメントしている。

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