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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2010年8月10日 ロンドン フレンチ香織

欧州:EU水質枠組指令での亜鉛の位置付け決定、9月末まで見送り

 国際亜鉛協会(IZA)によれば、EU水質枠組指令(Water Frame Directive:Directive 2000/60/EC)における追加規制優先物質に、亜鉛を含めるかどうかの決定が遅延している。当初、5月中旬の会議には決定される予定であったが、現在では9月末まで決定が見送りとなった。この背景としては、欧州委員会が、2000年以前にEUが実施してきた環境リスクアセスメントに基づいて、水中の亜鉛の危険性を訴え、亜鉛を追加対象として選定することを強く押し切ろうとしているが、加盟国側・産業界側は、社会経済評価、そして産業界が2000年以降に実施してきた環境アセスメントの改善結果を論拠として反対していることから、結論に達するのが困難な状況となっている。なお、2010年1月時点では、追加規制優先物質の候補として42種の物質が挙がっていたが、亜鉛以外のほとんどの物質は、規制優先物質への対象/非対象の決定が済んでいる。
 EU水質枠組指令では、規制優先物質の対象となると、その物質の欧州圏内における水質限界濃度が設定され、排出が制限される可能性がある。現在、規制優先物質には、ニッケル、鉛とそれらの化合物等を含む33種がすでに対象となっている。
 参考:EU水質枠組指令について
  http://www.jogmec.go.jp/mric_web/kogyojoho/2010-03/MRv39n6-13.pdf

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