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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2010年8月25日 北京 土居正典

中国:非鉄金属業界の内憂外患が企業再編を加速させるか

 現地報道によれば、アルミを中心とした非鉄金属業界は、生産力過剰と生産コストの高止まりなどの「内憂」と優遇電気料金の廃止などの「外患」に直面している。
 アルミナでは、2010年操業を開始した新規生産能力は790万tに達し、更に未確認の能力が510万t、その上に建設中の生産能力は230万tあるという。電解アルミも同様な過剰を抱えていて、2009年末の中国の年産能力1,900万tは2010年末には2,300万tを越えると見られ、供給過剰が一層深刻化すると予想されている。
 コスト面でも、銅での生産コスト高止まり感が、価格の回復を待っての販売を目指した製品在庫の増加につながっているとの見方もある。
 一方、非鉄金属に対する政府の優遇政策も一部で段階的に廃止されつつあり、優遇電気料金の適用廃止や差別電気料金(エネルギー効率の悪い産業に対する割高電気料金)の適用も見られている。
 7月以降、「内憂外患」にさらされたアルミを中心とした一部の非鉄金属メーカーでは、減産や閉鎖、そして生産停止に追い込まれる企業も出てきている。消息筋によれば、産業の集積度を高める必要があり、地域や業界を跨いだ企業再編促進のための政策サポートが必要だとのこと。政府は、現在、非鉄金属産業の合併や再編に関する条例を策定中とも伝えられている。

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