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ニュース・フラッシュ

2010年8月31日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:下院鉱業・エネルギー委員会が第Ⅲ州San Jose鉱山所有者の証人喚問を要求

 8月27日付け地元紙等によると、チリ第Ⅲ州San Jose銅・金鉱山の事故調査を行っているチリ下院鉱業・エネルギー委員会は、8月5日の坑内崩落事故により現在も33名の坑内作業員が地表下700mの坑内に閉じ込められている同鉱山の不十分な安全対策についての証言を得るため、同鉱山所有者に対しての証人喚問要請の最後通告を行った。
 San Jose鉱山の所有者Marcelo Kemeny氏とAlejandro Bohn氏は、8月24日開催の同委員会セッション以前から証人喚問の要請を受けていたが、出席を拒んでいる。次の委員会セッションは8月31日に召集される。Alejandro Garcia-Huidobro委員長は下院の声明として、「もし、彼らが証人喚問に応じなければ、彼らがこの調査に協力することを拒んでいると判断する。」と述べた。
 一方、Marcelo Kemeny・Alejandro Bohn両氏は、7月に発生した作業員の片足切断に至ったSan Jose鉱山の別の事故について証言するため、第Ⅲ州地方検事長Hector Mella氏の前に8月20日に出頭した。Mella氏は更にまた別の直近の事故についても調査しており、これについての証言も求めている。
 地元報道によると、第Ⅲ州裁判所は、San Jose鉱山を所有するSan Esteban Primera社が鉱石代としてチリ国営ENAMIから受け取ることになっている1.8百万US$の差し押さえを命じた。この代金差し押さえは、坑内に閉じ込められている作業員の補償の基金として確保するのが目的である。
 一方、閉じ込められた作業員の家族らは鉱山所有者に対し訴訟を起こした。救助活動や給与支払いの資金が不足しており破産宣告を考えていると会社が発表した後に、作業員の家族を代表する弁護士の一人が手続きをとった。

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