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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2010年9月7日 サンティアゴ 大野克久

ブラジル:Mato Grosso州で埋蔵量115億tの大規模鉄鉱石鉱床発見

 9月1日、Mato Grosso州政府がボリビアとの国境付近に確認埋蔵量115億t(品位鉄41%)の大規模鉄鉱石鉱床を発見したことを発表した。
 本鉱床は、鉄品位が鉄鉱石の理想品位である65%よりも低品位であるが、大規模であることから技術開発により商業的に生産可能でないかと見込まれている。
 この鉱床はFosfato Brasil da Companhia de Pesquisa de Recursos Minerais (CPRM)とMato Grosso州政府の産業、商業、鉱山及び動力局の共同探査で偶然発見されたもので、当初、同州政府は肥料向け鉱物であるカリウム及びリン鉱床探査を実施していた。
 鉱床が賦存する地域は、これまで鉄鉱石及びリン鉱石の鉱徴も認められていない地域とされていたが、延長52mのリンを含む鉄分が多い露頭が見つかった事が端諸となった。
 本地域の30%の探査権は、ブラジルの銀行家でOpportunity Asset Managementの創設者であるDaniel Dantas氏が支配するGlobal Mining Exploration(GME4)が保有している。
 本発表と同時に、Mato Grosso州政府は確認埋蔵量427百万t(品位リン6.5%)のリン鉱床を発見したことを発表した。
 現在、ブラジルではリン肥料製造のために年間40億~50億US$のリン鉱石を輸入し、Mato Grosso州だけで年間610千tのリン鉱石を消費していることから、この発見によりブラジルのリン鉱石輸入削減に貢献できるであろうとコメントしている。

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