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ニュース・フラッシュ

2010年9月7日 シドニー 原田富雄

豪:企業合併・買収が活発化するものの相対的に地盤沈下

 投資ファンドのAdam Smith Asset Managementは、2010/11年度における鉱業分野(石油/ガス含む)での企業合併・買収(M & A)が活発化すると見ている。世界金融危機前後における中国からの投資に加え、最近ではインドからの投資も急速に流入しており、鉄鉱石及び天然ガスを中心に投資物件が見つけやすいとしている。一方で、最近の傾向として単純にプロジェクトへの権益参入でなく、インフラ整備やオペレーションも含めたパッケージでの投資が重要になってきていると指摘、また、同じく投資ファンドのSouthern Cross Equitiesは、買収される可能性のある企業19社と、買収を行おうとする企業名を公表している。
 一方、Ernest & Youngが発表した「Trend in 1H 2010 (Mergers, acquisitions and capital raising in the mining and metals sector)」によれば、2010年上半期における豪州におけるM&A総額は28億A$と、前年の24億A$に比べ増加となったものの、世界全体では7%と前年の18%から大きく縮小している。こうした傾向は、2010年5月に導入が発表された新資源税により、投資先としての豪州の地位が揺らいでいることも原因の一つとしている。

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