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ニュース・フラッシュ

2010年10月5日 サンティアゴ 大野克久

アルゼンチン:氷河保全法案が上院で可決

 2010年9月30日、アルゼンチン国会上院で、氷河及び周辺地域での鉱業活動、産業活動を規制する氷河保全法案の投票が行われ、賛成35票、反対33票、棄権1票で法案が通過した。
 本法案について、鉱業振興に積極的な州の政府は、州内の天然資源に係る各種規制の権限は州政府にあり、既に独自の環境保全法を導入しているとして反対している。一方、環境保護団体は、法案の内容をより厳しいものにすべきであると要求している。
 本法案成立により、Barrick Gold(本社:加Toronto)がSan Juan州で操業中のVeladero金鉱山及びアルゼンチン-チリ国境地域で開発中のPascua Lama金プロジェクトに影響を及ぼすのではないかと見られている。
 本件に対し、Barrick Goldは、「氷河そのものを毀損しておらず、氷河地域を保全する手段は講じている」とコメントしている。
 Veladero金鉱山における2009年の金生産量は611千oz(19.0t)、トータルキャッシュコストは438 US$/oz、2013年初頭に生産開始予定のPascua Lama金プロジェクトは、金生産量750~800千oz(23~25t:当初5年間)、トータルキャッシュコスト20~50 US$/ozである。

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