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ニュース・フラッシュ

2010年10月18日 ロンドン フレンチ香織

英国:ETF、ベースメタル取引の導入を準備

 英国ETF Securities社は10月11日、金、プラチナ及びパラジウムなどの取引に加え、ベースメタル現物を裏づけとするETC(Exchange-Traded Commodities、コモディティ価格に連動するETF(上場投資信託))の導入を準備していると発表した。同発表によれば、ETCに、アルミニウム、銅、鉛、ニッケル、錫、亜鉛の6種の導入が検討されている。また、ETCのベースメタル現物は、LMEに認定された倉庫にて管理され、一般的には、本ETC取引や管理などはDeutsche Bank AG(ロンドン支店)が担うこととなる可能性が高い。ETCの詳細は、現状は「ETF Securities社のプレス発表に掲載されている内容以外はコメントできない」とのことで、今後、関連規制当局及びLMEの承認後に発表される予定である。(参考:ETF Securitiesプレス発表の内容http://www.etfsecurities.com/en/news/etfs_news_101011.asp)
  ロンドン市場アナリストによれば、LMEではアルミニウムの取引量が最大であるため、ETCにはアルミニウムが最初に導入されることが予想されている。また、「ベースメタルへの投機筋の介入は2008、2009年の”熱狂状態”に比べると、”段階的な拡大”になると予想されるが、(ETC導入に限らず、)通貨価値の変動リスクをヘッジするためにも、ベースメタルへの投機資金の流入は続いていくであろう」と述べている者もいた。
 なお、10月11~15日、ロンドンはLME金属ウィークであったが、11日のLMEセミナー開催の開幕スピーチでは、LME取引の精算を担うLondon Clearing House (LCH)が、LBMA(ロンドン貴金属市場協会)の協力で、11月29日にOTC金先物取引サービスを導入すると発表した。2009年下期~2010年上期の投機筋介入による金属価格の上昇によって、ロンドン市場では、ベースメタル及び貴金属ともに投資機会が拡大する方向に向かっている。

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