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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2010年10月18日 調査部 渡邉美和

中国:河南省、省エネ目標達成に向け電力制限強化、亜鉛生産にも影響か

 第11次五カ年計画の最終年にあたり、特に未達成の地域でGDP当りエネルギー消費率目標の達成のため電力供給制限を伴う生産停止が各地で広がっていることは既報(ニュースフラッシュNo.36等)しているが、更に拡大の様相を見せている。
 現地報道によれば、河南省は今後3か月の省エネ管理の強化を決め、アルミ電解、亜鉛製精錬、鉄合金、鉄鋼、セメント、黄燐など8つのエネルギー高消費産業に対して、高電力価格による差別や電力制限を実施する見通し。亜鉛生産も今後の減産に直面している。
 同省は、2010年9月分の省エネ目標管理で、発展改革委員会によって未達警告の第一級地区に指定され、2010年残された期間で更に目標完成に向けた展開を迫られている。このため、前述の産業について生産用電力量を制限することとしたと伝えられている。
 関係者によれば、亜鉛生産量は本月から減産されるが、目下のところ、亜鉛地金供給に関しては影響は限定的とのこと。同省の8月亜鉛生産量は1.8万tであり、これは中国全体の亜鉛生産の4.2%を占めている。1~8月の累計では5.6%となっている。予想では短期的に大きくは生産量に影響しないと見られているが、Q4の同省内の省エネ目標達成度合いによっては今後の影響も予断を許さない。

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