閉じる

ニュース・フラッシュ

2010年10月18日 シドニー 増田一夫

豪:Cape Alumina社、QLD州Pisolite Hillボーキサイト・プロジェクトはWenlock川の原生流域指定により資源量45%減

 2010年10月18日、Cape Alumina Ltd.(本社:豪Brisbane)は、Pisolite Hillボーキサイト・プロジェクトの資源量について、Wenlock川の原生流域指定による高度保護地域(High Preservation Area)バッファゾーン500m分の資源量減少分を明らかにした。
 予測、概測及び精測鉱物資源量合計は87.3百万t(品位Al2O3 52.8%)から67.2百万t(品位Al2O3 52.8%)へと23%減少した。更に、元々低品位鉱体については高品位鉱体とのブレンドを検討していたが、バッファゾーンにより高品位鉱体の一部が採掘できなくなったために、67.2百万tのうち19.6百万tの低品位鉱体(品位Al2O3 50.2~52.6%)はブレンドできず採掘対象としては外れる。そのため、資源量は更に22%減少し、合計で45%減となり、これで鉱山開発は困難となった。
 これまで、Cape Alumina社はガイドラインに基づき、Wenlock川流域の川岸から200mまでをバッファゾーンとしてFS及び環境影響調査を行っていた。しかしながら、2010年6月、QLD州Robertson天然資源鉱山エネルギー大臣はWenlock川をQLD州Wild River Legislationとして原生流域に指定し、川岸から500mを高度保護地域(High Preservation Area)に指定した。Cape Alumina社は、鉱山開発は河川、湿地帯及び湧水地で行わないため水環境保全が守られること、科学的調査でバッファーゾーンは200mで十分であることが証明されていること、Robertson大臣の管轄しているQLD州天然資源鉱山エネルギー省から300mのバッファゾーンで水環境保全が守られるとのアドバイスを既に得ていることを挙げ、500mのバッファゾーンについて大きすぎると非難していた。
 Cape Alumina社は、もしバッファゾーンが300mであったなら資源量の減少は7%のみで、鉱山開発されれば、15年のマインライフで12億A$の経済活動と1,700名の雇用が創出されるはずであったとコメントしている。

ページトップへ