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ニュース・フラッシュ

2010年11月8日 ロンドン フレンチ香織

中国:中国国家備蓄局(SRB)、連日の在庫放出

 英国業界誌によれば、中国国家備蓄局(SRB)は10月下旬から、金属の在庫を競売に付する動きが見られた。SRBは競売の目的を表明していないが、市場専門家等によれば、国内での金属価格の高騰への対策と分析されている。
・2010年10月20日、SRBはマグネシウムのSRB在庫2,739.7tを競売にかけた。7社に対して、平均15,087元(2,266 US$)/tで売却を完了。中国内の環境規制の強化により製錬過程で用いるフェロシリコンの供給が不足し、中国内のマグネシウム価格が上昇している状況であった。
・2010年10月27日、次週にアルミニウムインゴットのSRB在庫95,771 tを売却すると発表。中国内の一次アルミ生産は減少し、中国内のアルミ価格は上昇基調にあった。本発表により、同日の午前の部で、2月のアルミ上海先物取引(SHFE)価格は16,655元(2,496 US$/t)となり、前日比1.6%安の軟化を示した。
・2010年10月28日、SRBからの直接の発表は無いものの、市場関係者の間で、銅の放出が噂されている。同日の終値は、2月の銅上海先物取引(SHFE)価格が、前日比0.3%安の64,020元(9,569 US$)/tと若干の下落を見せている。
・2010年11月3日、SRBは亜鉛50,000 tを11月9日に売却すると発表した。
 現状、中国では、インフレ基調となっていることから、その対策が急がれているが、国内での金属価格にはあまり影響していない模様。国内の市場関係者からは、「これらのSRB在庫放出量は、市場に大きな影響を及ぼす程の量ではない」と分析されていた。

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