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ニュース・フラッシュ

2010年11月8日 北京 土居正典

中国:国土資源部、モリブデンを保護性採掘鉱種指定へ

 中国有色金属工業協会によると、国土資源部はモリブデンを国家保護性採掘鉱種に指定し、2011年から採掘総量指標を発表する計画である。1991年の国務院通達によりタングステン、錫、アンチモン、レアアースが指定された国家保護性採掘鉱種は、採掘・選鉱精錬・加工・販売輸出の計画的管理が実施される鉱種である。
 現在確認されているモリブデン資源量は1,136万t(うち採掘可能な埋蔵量は432万t(資源量の38%))で、主に河南、吉林、陝西、山東、河北、内モンゴル、広東及び江西の8省区に分布している。これまで中国では、タングステン、錫、アンチモン、レアアースに対し保護性採掘を実施しているが、違法採掘により採掘量は国が定めた採掘指令性計画量を大きく上回っている。また工業情報化部は、「レアメタルにおける生産、経営管理条例」を現在作成中で、レアメタルの採掘、製錬、加工、販売及び輸出入管理の法制化を目指している。

参考 採掘総量制限指標 (単位:t)
  2006 2007 2008 2009 2010
タングステン(WO3 65%) 59,270 66,850 68,555 80,000
アンチモン(金属量) 90,180 100,000
希土類(REO) 86,970 87,020 87,620 82,320 89,200
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