閉じる

ニュース・フラッシュ

2010年11月15日 ロンドン フレンチ香織

南ア:鉱山公社AEMFC、Vlakfontein石炭鉱山を建設、国家のエネルギー確保を優先

 南アの地元報道によれば、南ア唯一の鉱山公社African Exploration Mining & Finance Corp(以下、AEMFC)は、ヨハネスブルグから東100 kmのMpumalanga州に同社初の鉱山、Vlakfontein炭鉱を建設した。2010年10月26日に予定されていた本鉱山の開山式では、Zuma大統領が公式スピーチを行うことになっていたが、現在も延期となっている模様。業界関係者からは、資材・サービス調達の入札はどのように決定されたのか、また、今後の同社の事業及び財務体系はどのように設定されるのか等の疑問の声が出ている。
 南ア鉱物資源省(DMR)によれば、AEMFCには採掘権1件と探鉱権27件が付与されている(2010年10月)。DMRのShabangu大臣は、AEMFCに関して、「エネルギー供給の確保は、南アの経済成長に不可欠である。特に、海外からの長期石炭供給契約の依存によって、南アは2008年、Eskom公社の電力不足を余儀なくされた。政府としては、エネルギー供給に対して責任を感じており、民間企業には石炭、ウランを戦略鉱物とした長期的な活動を命じることができないため、公社による戦略鉱物の確保を願う」と述べていた。
 なお、AEMFCには2008年10月、探鉱・鉱山操業に係る鉱業法規の一部適用免除が認められているが、Shabangu大臣は11月15日、地元業界誌のインタビューに対して、「世界市場での競争力を保つためにも、高品質を保たないといけない。従って、国営企業でも民間企業と同様に法規を適用する。」と述べていた。

ページトップへ