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ニュース・フラッシュ

2010年11月16日 サンティアゴ 大野克久

アルゼンチン:San Juan州判事、氷河保全法の6つの条項を差し止め請求受理

 アルゼンチン北部のSan Juan州Miguel Angel Galvez判事は、2010年10月28日に施行された氷河保全法(Ley 26,639号:氷河並びに氷河周辺環境保全のための最低予算制度)について、Minera Argentina Gold、Barrick Exploration Mining及びExploration Argentinaからの差し止め請求について、氷河保全法全18条のうち、第2条、3条、5条、6条、7条、18条の差し止め請求を受理した。
 氷河保全法第6条は、氷河及び周辺地域における禁止事項を記載したもので、c項に鉱業及び炭化水素の探鉱と採掘の禁止、d項に工場建設或いは産業のための工事・開発の禁止が列記されている。
 また、第2条には氷河の定義、第3条及び第5条には氷河目録の作成及びアルゼンチン雪・氷河・環境化学研究所(IANIGLA)による目録作成実施、第7条には氷河及び周辺地域における第6条定義の禁止事項以外の活動に係る環境影響評価の実施が記載されている。
 第18条には暫定規則として、IANIGLAは連邦の担当部局に対して目録作成のためのスケジュール提出及び第6条の禁止事項が実施されている地域からの目録作成の開始(180日以内に作成完了)、並びに著しい環境影響が確認された場合には、当局が活動停止命令等を発出できる内容が記載されている。
 この差し止め請求と共に、同判事はExploration Argentinaに対して500千US$、Minera Argentina Gold、Barrick Exploration Miningに対して各々1百万US$の現金保証を命じた。
 氷河保全法は、9月30日に上院を通過した後、10日以内に大統領が拒否権を発動しなかったことから、10月28日に施行された。

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