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ニュース・フラッシュ

2010年11月29日 リマ 山内英生

ペルー:Toromochoプロジェクト、開発は2013年7月以降に

 2010年11月19日付け地元紙等によると、操業開始予定が当初の2012年末から2013年に遅延する可能性が取り沙汰されていたToromocho銅プロジェクト(Junin県)について、同プロジェクトを実施するChinalco Peru社は、操業開始は早くとも6か月遅れの2013年7月以降となる見通しを明らかにした。
 同社によれば、Toromochoプロジェクトの環境影響評価(EIA)は2009年11月にエネルギー鉱山省に提出されたが、その内容の不備や疑問点に関して同省から指摘を受け、EIAを修正し再提出するというプロセスをこれまでに3回繰り返しており、現在も同省が修正済みEIAを審査中である。同社Gerald Wolf代表によれば、EIAが承認されないと鉱山建設が開始できず、操業開始は2013年のH2になるとのこと。
 これに対してエネルギー鉱山省は、Chinalco社のEIA審査に時間を要しているのは、内容に不備が多く、また非常に規模の大きなプロジェクトであり、審査には細心の注意を要するとの考えを示した。
 更に、EIA承認に向けた懸案事項は、Toromochoの採掘ピットが将来的に幹線道の一部と重複することになるが、その影響や対策コストについて運輸通信省へ回答しなければならないことだと説明している。なお、一部報道は地元住民の移転反対も開発遅延の一因と報じている。
 Gerald Wolf代表は11月30日をもって代表を退き、後任にはHuang Shanfu氏が就任する予定である。同氏は昆明理工科大学出身の冶金技師で、鉱業界では20年のキャリアを有していると伝えられている。

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