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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル タンタル
2010年12月21日 シドニー 原田富雄

豪:Global Advanced Metals社(前Talison Minerals社)、タンタル生産を再開か

 2010年12月14日、豪州WA州でMt Cattlinリチウム・タンタル開発プロジェクトを手がけるGalaxy Resources Ltd.(本社:豪Perth、以下、Galaxy社)は、Global Advanced Metals社との間で同プロジェクトから産出されるタンタル精鉱の販売契約を締結したと発表した。Mt Cattlinの鉱石は約3%のタンタル酸化物を含有し、5年間に亘り20万ポンド(約90 t)をGlobal Advanced Metals社に供給販売するとしている。
 タンタルとリチウムの世界的サプライヤーであったTalison Minerals社は、所有資産のうちタンタル資産をTalison Tantalum Pty Ltd.(現Global Advanced Metals社)に、リチウム資産をTalison Lithium社に分社化しているが、2005年にGreenbushesタンタル・リチウム鉱山(WA州)のタンタル生産を停止、2008年末にはWodgina鉱山(WA州)を一時閉山し、210人の労働者の解雇を発表していた。同鉱山は1989年に開発され、140万ポンド(約635 t)のタンタルを生産する能力があるが、世界金融危機当時、電子産業用の需要が落ち込んでいること、サプライ・チェーンにおける材料費を長期的に圧縮する傾向にあること、また、中央アフリカ、特にDRCコンゴ国内において不法、あるいは危険を冒して採掘される鉱山からの供給が増えていることを閉山に至る理由として説明していた。
 Global Advanced Metals社は、今回Galaxy社からタンタル精鉱を買鉱することで合意に至ったことから、年明けにはタンタルの生産を再開、その半年後に出荷が開始されると読む関係者もいる。

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