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ニュース・フラッシュ

2011年1月10日 ロンドン フレンチ香織

南ア:2010年、鉱山死亡者数が前年比24%減

 南ア鉱業省が発表した2010年の暫定版統計データによれば、2010年の南アにおける鉱山死亡者数は対前年比24%減、40人減の128人、同負傷者数は対前年比18%減、654人減の3,019人へと改善された。この2010年の死亡者数は、南ア鉱業協会が発表した2000年の記録的な鉱山死亡者数288人に比べると、ほぼ半減されたことになる。
 1996年に鉱山保安法(Mine Health and Safety Act, 1996)が制定されて以来、鉱山労働者の人権に対する保護が改善された。また、2007年に鉱山保安の監査が導入されて以来、鉱山での死亡率は大幅に改善している。2009年4月には、鉱山事故に対する罰則を厳格化した新鉱業保安法(Mine Health & Safety Amendment Act of 2008)が大統領によって承認され、今後も同国における鉱山保安基準の向上が期待されている。他方、南アには深部採掘及び鉱山労働者の教育不足、鉱山内の落石・落盤などの課題が残っており、未だ「2013年までに鉱山死亡者ゼロ」への目標達成に至るまでには遠い。

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