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ニュース・フラッシュ

2011年1月17日 ロンドン フレンチ香織

EU:欧州議会、米国の紛争鉱物資源規制に類似した法の導入を支持

 2010年12月15日に発表されたEUプレスリリースによれば、欧州議会議員(MEPs)は、第三回欧州アフリカ首脳会談(2010年11月30日、リビア首都Tripoliにて開催)にて、EU圏内に米国の紛争鉱物資源規制に類似した法律を導入することを提案し、欧州議会はこれを支持する姿勢を示している。MEPsは12月2日、DRCコンゴ首都Kinshashaで開かれたEU及びアフリカ/カリビアン/太平洋(ACP)諸国の合同議会アセンブリにおいても本案の導入を促しており、欧州議会は、「米国の『紛争鉱物』に対する新規制は、アフリカにおける違法な鉱物採取を撲滅するための大きな第一歩であると認識している。欧州市場へ輸入される鉱物の透明性を高めるためにも、欧州での同対策を求める」と述べている。
 米国では2010年7月21日、オバマ米大統領が金融規制改革法に署名し、本法セクション1502「紛争鉱物資源(Conflict Minerals)」が発効された。本法施行後270日以内に、証券取引委員会(SEC)が具体的な規則を策定することとなっているが、本法によって、DRCコンゴ産特定鉱物資源を製品に使用する企業は、年に1回、SECへの報告が義務付けられる。規制の対象となる鉱物資源には、コルタン(Columbite-Tantalite、タンタル鉱石)、鍚石(すずいし)(Cassiterite、錫鉱石)、金、鉄マンガン重石(Wolframite、タングステン鉱石)とその派生物(Derivatives)などが含まれる。企業は、SECへ提出する報告書に、紛争鉱物資源の産地や流通過程管理(CoC)に関する詳細調査(Due Diligence)などを含める必要があり、ホームページ上にもこれらの情報を掲載する義務を負うこととなっている。

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